ここでは僕がこれまでに見聞きした作品のうち面白かったもの感動したものなどをあげていきます。
反論、意見、その他どしどしどうぞ。ほかにも「こんな作品いいよ」なんてのもあったら教えてくださいね。


☆隠れた名盤たち☆

00:BOSTON:「WALK ON」:1994年
    (MCAビクター:MVCM427)

  1:I need your love
  2:Surrender to me
  3:Livin’ for you

 〜Walk on Medley:
  4:Walkin’ at night
  5:Walk on
  6:Get organ-ized
  7:Walk on(some more)

  8:What’s your name
  9:MAGDALENE
 10:We can make it


とりあえず一番今のところ新しいBOSTONのアルバム。いやーーーーーーこいつは凄い。いや、別にいつものBOSTONといってしまえばそれまでなんだが相変わらず曲が良いですね。それに尽きます。いいのです。いかにトム・ショルツが機械オタクで変なことやろうがこの曲の良さがあればすべてBOSTONということで許されるのです。オススメはtr7。イングウェイ系とは違うアルペジオの進行が力強い。ギターは相変わらずレスポールなのかな。あとtr8でのブレイク部分の進行もなかなかに泣ける。メロディ要素が薄くて泣けるのは珍しい。

ちなみに初代の頃のメンバーはトム・ショルツしかいません。裏を返せば彼がいると言うだけでBOSTONなのでしょう。そんな感じ。

01:JOURNEY:「FRONTIERS」:1983年
    (SONY RECORDS:SRCS9082)



  1:Separate ways(worlds apart)
  2:Send her my love(マイ・ラヴ)
  3:Chain reaction
  4:After the fall(愛の終わりに)
  5:Faithfully(時への誓い)
  6:Edge of the blade(限りなき世界)
  7:Troubled child
  8:Back talk
  9:Frontiers
 10:Rubicon(永遠なるルビコン)



これぞJOURNEYが世界を制したアルバム。JOURNEYは「INFINITY」「EVOLUTION」「DEPURTURE」が三部作とよく言われるがそれに対して「ESCAPE」「FRONTIERS」は二部作品だと思う。ちなみに世界制覇、といっているけど前の「ESCAPE」は800万枚、このアルバムは1500万枚以上売れてるのです。まさに怪物アルバム。ちなみに2枚連続で500万枚以上売れてるバンドというのはかなり珍しい。Deflepardの「PYROMANIA」「HYSTERIA」、BON JOVIの「SLIPPERY WHEN WET」「NEWJERSEY」・・・あとなんかあるかな・・・JOURNEYの場合はそれまでの「INFINITY」や「DEPURTURE」も200万枚以上売れている(6枚連続プラチナ・ディスク獲得)。つまり総計したらいくら売れてるかわからんほど売れているのだ・・・売れている売れているとうるさいが別に売れているから良い、というわけではなくてもちろんそれに値する良さが秘められているのです。

ただこのアルバムの一番の不幸は同時期にマイケル・ジャクソンの「THRILLER」があったこと。このアルバムは37週連続一位を記録する、というとんでもないアルバムなのである。おかげで発売当時一位にはなれなかったのだ。同じ理由で下のDeflepardの「PYROMANIA(炎のターゲット)」もトップをとれなかったのである・・・合唱・・・。ちなみに「THRILLER」の代表曲(か?)、「Beat it(今夜もビート・イット)」ってエディ(・ヴァン・ヘイレン)が弾いてるんだよ。

02:Def Lepard:「PYROMANIA(炎のターゲット)」:1983年
    (日本フォノグラム:PHCR2022)



  1:Rock Rock(till you drop)
  2:Photograph
  3:Stagefright
  4:Too late for love
  5:Die hard the hunter(狙撃兵)
  6:Foolin’
  7:Rock of age
  8:Comin’ under fire(炎のターゲット)
  9:Action not words(アクション!)
 10:Billi’s got a gun(銃をとれ!)



一般にDef Lepardと言えばこのアルバムよりは次の「HYSTERIA」を挙げる人が多い。事実世界で2000万枚近く売れているモンスターアルバムであり80年代を代表するアルバムであることは間違いない。しかし「HYSTERIA」は単独であり得たものだろうか?コレはNOであろう。全作であるこの「PYROMANIA」があってこそ80年代を代表する「HYSTERIA」は生まれたのである。

曲だけで見たら僕はこっちをオススメする。聞き所は1、2、3。後半はあんまり・・・と言うわけでやっぱりHYSTERIAのプロダクションでこのアルバムが作れたらねェ・・・「EUPHORIA」はねぇ・・・まぁ良くも悪くもないでしょう。三部作らしいしね。

03:BLIND GUARDIAN:「IMAGINATIONS FROM THE OTHERSIDE」:1995年
    (VICTOR:VICP8142)



  1:Imaginations from the otherside
  2:I’m alive
  3:A past and future secret
  4:Script for my requiem
  5:Mordred’s song
  6:Born in a mourning hall
  7:Bright eyes
  8:Another holy war
  9:And the story ends
 10:The wizard(魔法使い)
 11:Script for my requiem(Extended DEMO Version)


BLIND GUARDIANの恐らく今のところでの最高傑作。コレを聴かずにジャーマンメタル語る奴はCrucify(※1)にした方がいいですね。コレとハロウィンの「守護神伝」。あとは個人的にHEAVEN’S GATEなんかも要チェックにはいるけどこの際おいときましょう。全体的にトマス・マロリーの「アーサーの死」をベースにしたアルバムでtr6のタイトルなどにその顕著な例が見られる(※1)。スピードとメロディが上手く融合されたナンバーとボイスワークで聴かせるナンバーなどが多く全体を通して重厚な作りになっている(ただ先頭のタイトルトラックが結構イマイチなのがちょっと・・・)。コレを書いてるのが99年の8月だけど恐らく今月聴いていたCDのうち8割以上はこのアルバムで占められていると思う。それほどのめり込めるアルバム。特にtr4以降を聞け。ちなみにtr10はURIAH HEEPのカバー。

そういやブラガってバラード系のナンバーよくシングルにするよなー。世風なんでしょうか・・・「Nightfall〜」は違いましたが。

※1:tr4では「十字架に磔にする」と言う意味で使われている。
※2:Mordredというのはアーサー王の息子にして甥という変な立場のキャラである。「5月1日生まれの者がアーサー王を滅ぼす」という魔法使いマーリンの予言により彼は多くの子供と一緒に海に流されるが浜に打ち上げられて助かりやがて円卓の騎士となる。王アーサーと王妃ギネヴィアを憎悪し二人を陥れようとするなど卑劣な行為に走りやがてアーサーに対して反乱を起こし両軍相打ちになり復讐に燃えるアーサーに槍で胸を突かれるが死力を尽くしアーサーに重傷を与えこのアーサー王物語もっとも邪悪かつ野心に満ちた男の生涯は終わるのである(教育社刊架空人名辞典欧米編より要抜粋)。

LastUpdate 990709


MENU