僕がこれまでに見聞きした作品のうち面白かったもの感動したものなどをあげていきます。
反論、意見、その他どしどしどうぞ。ほかにも「こんな作品いいよ」なんてのもあったら教えてくださいね。
8:WEATHER REPORT「HEAVY WEATHER」:1977年
1:Birdland
2:A Remark You Made
3:Teen Town
4:Harlequin
5:Rumba Mama
6:Palladium
7:The Juggler
8:Havana
ふと思った。このアルバム知ってる人ってどれくらいいるんだろう?このアルバム好きだから書こうと思ったけどあまりにマイナーじゃお話にならないかもしれん(笑)。まぁそれはおいておいて。
僕の独断としてはフュージョンには2つのタイプがあると思っている。一つは前に書いたT−SQUAREのようなロック色の強いタイプ。そしてもう一つが今回紹介するウェザーリポートのようなフリージャム系の色の強いタイプ。まぁフュージョンというジャンルはテクニック系を求めるようなものが割合多くみられるので(TOTOのようなAORのアーティストもフュージョン系出身のことが多い。)クールジャズ系とも近いものが感じられる。またまた独断だがジャズにもタイプ的に2つあると僕は思っている。一つがビッグバンドジャズのタイプで、なんつーかこれはルパン3世のテーマを想像していただければいいでしょう(笑)。ブラスバンドから乗り換える人も結構いるらしい。もう片方は即興系のジャズ。はっきり言ってなにがなんだかわからない(笑)。だって聴いててそうなんだもん・・・。
話をウェザーリポートに戻して、ここである一人のベーシストを紹介しなければならない。名をジャコ・パストリアスと言う。自ら「ベースのジミヘン」と称し、キーボードのジョー・ザビヌルに単独で「僕は地球上に存在する最高のベーシストだ。」と言って自らを売りに行ったという、まさにバカか天才かわからない(おいおい)奇才である。しかしベースのジミヘンと称すだけあってそのプレイはすごい。流れるようなプレイ、いつまでも終わらないグルーヴ感などは圧巻。
しかしジョーに売り込んだ時、さすがに「俺の前から消え失せろ!!」と一蹴されたらしい(笑)。
しかし生活の方も奇行と呼ばれるくらいで公園のベンチで寝たり、道行く人に金をせびったり、ベースを売った金でコカインやビールを買うといった放蕩生活の果て、深夜のクラブの上で殴り殺されてしまう。87年9月21日没。享年・・・あれ何歳だったけな。美人薄命とはよく言う言葉だけどあまりの天才もまた薄命の運目なのかもしれない。まぁ天才と呼ばれるミュージシャンはそういうの多いけどね。WHOのキース・ムーンとか・・・というかWHO自体が奇人揃いか(笑)。
ウェザーリポートに限らずフュージョン系は、前述の通りテクニック系のものが結構あるのでそういう意味で聴いてみると面白いものはゴロゴロある(といっても楽器弾きの人じゃないとつまらんだろうけどね・・・)。たとえばチックコリアが依然やっていた「リターン・トゥ・フォーエヴァー」やその一員の「アル・ディメオラ」等が挙げられる。特に後者はすごい。HR/HMの超速弾きギタリスト達(クリス・インペリテリとか)が口を揃えて「アル・ディメオラの早弾きに影響された。」という。アル・ディメオラの77年くらいのアルバム「エレガント・ジプシー」を聴けばすべて納得がいく。ギター弾いてない人には退屈だろうから細かい話は省くけど国際電話で、パコ・デルシアを呼びつけて競演した「地中海の舞踏」等は聴いてて怖い。はっきり言って。
なんであんなの弾けるんだ・・・?LastUpdate 980928