Fireworks
僕がこれまでに見聞きした作品のうち面白かったもの感動したものなどをあげていきます。
反論、意見、その他どしどしどうぞ。ほかにも「こんな作品いいよ」なんてのもあったら教えてくださいね。


9:DREAM THEATER「IMAGES and WORDS」:1992年
   WEA Japan:




  1:Pull Me Under
  2:Another Day
  3:Take The Time
  4:Surrounded
  5:Metropolis Part I
  6:Under A Glass Moon
  7:Wait For Sleep
  8:Learning To Live

俗に言う(言うの?)ネオ・プログレッシヴロック(以降ネオプロ)の第一人者。曲のセンス、曲中でのそれぞれのパートの技の数々は抜群。ドリームシアターが頭角を現し始めた頃に例のごとくフォロワーが数多く現れたのも事実。まぁそういっても出ては消えが激しかったけどね。

ドリームシアターや同じくネオプロのクイーンズライチが支持され古くのプログレバンドがそこまで(ってわけでもないが)好まれない理由としてはやはりハードロックとの融合という面が大きい。イエス、ピンクフロイドが評価された背景にもその様なものがある。この二つは決してハードロックという訳ではなかったが。イエスを知っていてもキャメルを知っている人はあまり多くない・・・と思う。実は私も。キャメルって最近知った。この際キング・クリムゾンは除外します(笑)。

話をドリームシアターに戻して、このアルバムは92年に発売された、彼らのセカンドのアルバムなわけだがプログレッシブ(実験音楽)の本来の意味に立ち戻っていると実感できる。好例が「テイク・ザ・タイム」「ラーニング・トゥ・リヴ」など。この2曲は変拍子、テンポチェンジは当たり。普通の感覚で聴いているとあっという間にわけがわからなくなる。演奏隊の4人はみんな超凄腕のプレイヤーばかりで音楽大の名門バークリー音大の出身なのである(脱退したケヴィン・ムーアも確かそうだったはず)。あえてここで演奏隊と書いたのは訳があって残る一人、もちろんボーカルなんだけどこのボーカル、名をジェイムズ・ラブリエというんだけどはっきり言って毎回毎回歌の歌い方が一様になっていくような気がする・・・んでこのアルバムを挙げたのはまだ歌い方に特徴がみられた、と言うだけだったりする。ただテクニック面や、曲調などだけで判断するなら次の、「アウェイク」でもよかった。というよりはむしろ好きな曲だけだったらそっちの方が多い(笑)。

新作はちょっと落ち着きすぎていて私はどうもだめでした。やっぱり「イメージ〜」か「アウェイク」かな。

補足。上にドリームシアターとクイーンズライチが同時代にみたいな書き方をしているけど元々はクイーンズライチが少し前よりとなる。クイーンズライチと同世代(ってのも変な話だが)のネオプロ系としてはフェイツウォーニング(よくフェアウォーニングと間違える人多いけど全然違うよ)などが挙げられる。もう少しさかのぼっていけば上にも書いたYES、PINK FLOYD、RUSH・・・さらに遡ってキング・クリムゾン、エマーソン・レイク&パーマー(EL&P)とたどり着く。変な話、やはり60〜70年代のプログレは純粋に「実験的」だったと思う。見てきたわけじゃないけど。やはり「変なことやればいい」ってもんじゃなくてそこにはオリジナリティのある「ヘンさ、実験的要素」が求められるのでありそれが理由にドリームシアターのフォロワーが現れては消えていったのだと思う。

クイーンズライチは「Rage for order」と「Operation.mindcrime」を聴け! これで十分。

DREAM THATER at 1992 are

James Labrie(Vo)
John Petrruchi(Gt)
John Mung(Bs)
Mike Portnoi(Ds)
Kevin Moore(Key:この作品当時)

LastUpdate 980928


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