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僕がこれまでに見聞きした作品のうち面白かったもの感動したものなどをあげていきます。
反論、意見、その他どしどしどうぞ。ほかにも「こんな作品いいよ」なんてのもあったら教えてくださいね。


18:リチャード・P・ファインマン「ご冗談でしょう、ファインマンさん」:岩波書店

リチャード・ファインマンという人物をご存じだろうか。マサチューセッツ工科大学(いわゆるMIT)、プリンストン大学で理論物理学、量子電磁力学に務め1965年にシュウインガー、朝永振一郎とともにノーベル物理学賞を受賞し、長くカリフォルニア大教授を務め88年に逝去された物理学者である。

でその当人が書いたまぁ自伝記みたいなもんであるがこれが面白い。内容は言ったとおり自伝でカリフォルニア大学などでのいろいろな諸体験、実験が元になっている。物理学者と言えば一般に頭のカタそうなイメージが専らであるがこの人は(少なくともこの本を読む限りだけど)頭が柔らかく本当にこの本は読んでて面白い。事実この本を読んで理系に目覚めた人も少なくはないらしく僕もそのクチである。決して教科書的ではないがある種バイブル的な要素を持ったこの本はこれからも理系を志す少年たちに読まれ続けて行くであろう。ちなみに「ご冗談〜」は全2巻。

LastUpdate 990805


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